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中小企業の経理職への転職で、会計事務所経験が役に立つ理由

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私、経理きのこは7年経理してて、社員100名未満の会社で5年間は一人経理で最近2年は1人パート増えてって感じで、ほぼ一人で経理を回してます。

今こうやって経理業務回してて思うことは、前職の会計事務所経験(この記事では税理士事務所を指します)が滅茶苦茶役に立つ!ってことです。

もしもウチの会社にもう一人経理に入ってもらうなら、絶対に会計事務所経験者がいいと思ってまして、なんでそう思うのかをまとめてみました!現在会計事務所勤務で今後どうするかお悩み中の方必見!

会計事務所経験が中小企業経理職で役に立つ理由!(体験談ベース)

なんで中小企業?大企業ではだめなの?

答えはシンプルに2つになると思います。

①会計事務所の顧客先は中小企業(小企業)なので大企業のことはわからないから!

②大企業が求める経理は自分のところのルールを知っている人だから!

①会計事務所の顧客先は中小企業(小企業)なので大企業のことはわからないから!

これは現在会計事務所にいる方(会計事務所の規模にもよりますが。。)ならわかると思いますが、基本的に小企業を相手にしないと会計事務所は成り立ちません

クソデカ企業は監査法人の管轄なので、会計事務所は中小、っていう住み分けがあるので当然といえば当然ですよね。

必然的に、会計事務所で獲得できるスキルは中小企業の会計テクや税務テクで、大企業が求めるコンプライアンスに基づく仕事とは少し離れた場所にあります

あと大きな声では言えないですが、大企業っぽいコンプライアンスって小企業が使ってたテクがコンプラ違反になるイメージあるんですよね。会計事務所経験ってそういう部分が小企業の顧客が求めるものなので自然と身につくので、大企業的なところと相容れない感じになります。。

②大企業が求める経理は自分のところのルールを知っている人だから!

これは転職活動してみてわかったのですが、会計事務所経験が大企業には魅力にうつらないみたいなんですよね。会計事務所経験ってだけでクセ(使わない個人所得税の知識とか)がついちゃってるからなのかもです。

あと大企業なら「選ぶ側」としての選択肢があるので、あえて会計事務所経験者選ぶなら、税理士等の資格保有者を取ってしまうっていうのもありますし。

結局染まりやすい人、自社の特殊性を理解できる人っていうことで、生え抜きっぽい感じが好まれる印象なんですよね~

中小企業では生かされる、会計事務所経験!

その点中小企業は、大企業ではマイナスだった面がすべて裏返ることになります!

①会計事務所の顧客先は中小企業なので、中小企業の悩みはよくわかる!

会計事務所の経験と完全に地続きな業務が中小企業経理です。会計事務所の経験が生きる生きる!

言い方は悪いですが、コンプラを管理する理由が薄いので税務を抑えていれば処理はOK!むしろ会計に固執していると融通利かないという面もあります、大企業のコンプラ重視とは違いますね!

しかもその税務を抑えることこそが、中小企業の悩み=課題な場合が多いわけです。そうすると自分の業務がダイレクトに企業のメリットになるイメージですね!

②中小企業が求める経理は自分のところ「以外」のルールを知っている人だから!

もちろん中小企業も自分のルールを守ってほしいというのはありますが、少人数の会社で経理の人数が少ないのは必然。ということは、自分がそこに入れたら影響力が大きくあるわけです!そんな時役に立つのは、「他ではどうだったのか?」を展開できる力=他を知っていること。

大企業みたいに「染まってくれる人」ではなくて、「答えを知っている人」が求められるわけです。

そうなると自社の特殊性を自分で作ってしまえば(調整は必要ですが)OKなわけです!

会計事務所経験者の出口戦略の一つにしてほしい

会計事務所経験者が事務所を離れるパターンとして考えられるのは、

①自分が税理士や会計士になって独立

②同業事務所への転職

③まったくの別職種への転職

なんかが多いと思います。なのでここに

④中小企業の経理

を加えてみると、自分の経験が生きやすいと思うんです。

私の経験からですが、会計事務所に入る方って「営業とかしたくない」「バックオフィス業務で会社にこもってたい」っていう方が多いと思うんですが(偏見?w)、実際会計事務所に入ると①独立をする場合は営業スキルが必要な事に気付かされて、この先どうしようみたいになる方も少なくないと思います。

そんな方にこそ、自分のスキルセットが売れる場所に行って活躍してもらうのが一番いいですよね!

意外に役立つ会計事務所経験の例

会計事務所でもいろいろなことを経験していると結構役立ちます、例えば。

給与計算の基礎知識

これはやってる会計事務所多いんじゃないかと思います、あと年末調整は当然やっていると思いますので、これらの知識を組み合わせると

給与計算業務=人事部門

にも関われたりして、中小企業的にはお得!って思ってくれたりします。

ここに社会保険知識なんかも加わると最高ですね!

消費税・法人税の知識

ここは意外に、経理としては求められていないことが多いんじゃないかと思います。

むしろ会計事務所って、企業でこの辺の知識がない方とかも相手にしているとおもうのでイメージしやすいんじゃないでしょうか?

逆の立場ならやられたくはないですが、確定申告ならともかく、予定納税なんかも料金とってる顧問税理士がいたら、自主申告に切り替えちゃいましょう(笑)

これだけでコスト削減になって、会社としては「雇ってよかった~!」ってなってくれるわけで大助かりですよね。

相続税・贈与税の知識(軽めでも)

中小企業でかつオーナー企業という限定にはなりますが、この辺のことを知っているだけでも経営者は安心してくれます。(会計事務所の顧客が安心するのと同じですね)

変な話、純粋な経理の方だと「支払い」と「請求書発行」「入金」しかわからないみたいな方もいらっしゃるので、こういう周辺知識があるのが有利になりやすかったりします。

チカラの「抜きどころ」の知識

結構あるのが、会計の原理原則に基づかなきゃならん!みたいな経理のイメージ。コンプラ厳しい会社とか大企業経験するとそういう部分もあるかもですが。。

でも会計事務所経験者なら、「ここまではやっても『調査で問題にならない』な」「これはOKそうだけどダメ」とかの境目がわかっているので、

無駄に全部キチンとしなくて大丈夫

という事を知っている方が多い気がします。

これは実は経理として重要で、経理の顧客である社員=営業の人なんかには評判よく受け取られると思います。

「経理は融通きかないんだよな~」「ルール外はすぐダメって言われる」

みたいなのも経理イメージであると思いますが、この辺を緩和とコントロールできるという知識はなかなかないですよ!

しかも、年収増&労働時間減も狙える!

最後にこそっと書いてみますが、会計事務所の年収と労働時間考えると転職後は全然別物です(会計事務所と中小企業にもよりますが)

基本的に、会計事務所で「高給!労働時間少ない!」ってところ少ないんじゃないでしょうか。

もちろん会計事務所で実現したい夢があるなら別ですが、もしそうでないなら転職はまたとないチャンスです、しかも中小企業側も求める人材なので双方お得な話になります!

今日の結論

中小企業の経理職は、あなたのスキルを求めていますよ~!